播州織

歴 史
1700年代初め
西脇をはじめ播州地方に、綿花の栽培始まる。
草木染料で染めた生活衣料の自給自足である。
1792年(江戸時代・寛政4年)
比延(現西脇市比延町)の大工
飛田安兵衛が京都西陣から織機製作の技術を導入したと伝えられる。
その後、農家の副業として普及する。
1834年(江戸時代・天保5年)
幡屋仲間の組合「戎子講」が結成される。
江戸時代末期
すでに工場制手工業の段階に達し、
産地が形成される。
1868
西脇・多可地方の企業家が約70戸に達する。
染色は藍染を中心とした植物染料であった。
1877
化学染料が輸入される。
1900
織機の動力に石油発動機が導入される。
1923
動力源として電力が普及する。
貿易港が横浜から神戸にシフトされ輸出転換の転機となる。
1937
東南アジアなどの海外市場を開拓。
1960
高級ギンガム等アメリカなど先進諸国への輸出が多くなる。
1990
中国・東南アジアの台頭で生産量が減少し始める。